矯正歯科
『矯正』とは言葉どおり、口内の歯並びなどを正常な状態に直すためのものです。当院では、お子さんが多く、矯正治療を行っております。矯正治療は保護者の方がお子さまへのもっとも素晴らしいプレゼントだと当院は考えています。
歯並びが起こす弊害
歯並びが悪いことを特に問題視していない人も多いですが、実は本人が知らないうちに体に様々な影響をもたらしているのです。
まず歯並びが悪いことで歯ブラシが上手くかけられず、磨き残しがでてしまい、虫歯や歯周病の原因を作ってしまいます。
そのため、たとえ何度虫歯を治療しても、結局歯磨きが上手くできていないため何度も虫歯ができてしまうことになり、どんどん虫歯が増えて行ってしまいます。
虫歯の他にも、歯磨きで口の中を清潔に保てないために歯周病や歯肉炎になりやすく、また口内炎なども治りにくくなりがちです。
また歯並びの悪さが原因で、人によっては肩こりや頭痛といった症状がでてしまうことがあります。
いつ矯正治療を受ければいいの?
こういった症状がでてしまうのは歯並びの悪さというよりも、それに伴って起きてしまう“噛み合わせ不良”が原因です。大人になるにつれて症状がひどくなるという人も多く、大人になってから矯正治療を始めるという人もいますが、できるだけ成人する前(小学生~高校生・大学生)に行っておいたほうがよいでしょう。
大人になり顎や歯の成長が終わってしまってからだと、正しい形に動かしてあげることが難しくなるのです(現在では矯正の器具や方法も発達し、大人の方でも矯正をすることができるようになりました)。
ただし、成人してからの矯正となりますと、それなりに時間と手間がかかってきます。移動に時間がかかる、そして歯列に加える力が大きくなることもあり、当然ながら痛みもでてくるのに、矯正にかかる時間は長いのでネックです。人によっては口内の装置に邪魔されてしゃべり辛くなり、仕事に支障が出てしまう場合もあります。
しかし、矯正治療は「この子の歯並びを良くしてあげたい」「自分の歯並びをよくしたい」と思った時こそ、歯科医院に足を運んでもらうべきだと私は考えています。
それぞれやり方やかかる手間は、大人子どもに関わらず人それぞれ千差万別ありますから、気になったらお気軽に相談ください。