いわき市の歯医者さん あべ歯科は痛みが少なく丁寧な治療を心がけます。

年齢を重ねると気になってくる入れ歯事情

若いころは虫歯予防や見た目の歯並びなどに関心があるかもしれませんが、年を重ねてくると自分の歯どれだけを残せるかが気になってくるのではないでしょうか。

80歳になっても20本以上自分の歯を残そうという「8020運動」をご存じの方もいると思います。この運動の背景として、高齢になると自分の歯が残っている人が少なくなってしまうことがあげられます。

高齢者のお口として思い浮かべるのは、CMでもよくみかける入れ歯ではないでしょうか。特に、総入れ歯のイメージがあります。

2011年に行われた「歯科疾患実態調査」をみると、40代では3割がブリッジを使用し、60代になると部分入れ歯の使用者が増えてきます。65歳を超えると何らかの義歯を使用している人が7割を超え、総入れ歯になる人が増えてきます。75歳以上の後期高齢者になってくると9割近くが何らかの義歯を使用し、総入れ歯の人も4割に迫ります。

このことから、40代頃から自分の歯を失い始め、ブリッジや部分入れ歯から次第に総入れ歯になる傾向がうかがえます。

ここから自分の歯を守るには、40代以前から意識して取り組まなければならないと言えるでしょう。

では、自分の歯を抜歯せざるを得なくなったら、悲観しなければならないのでしょうか。歯科技術は確実に進歩しており、目立たない部分入れ歯が登場しています。

従来の部分入れ歯といえばバネといわれる金属が目立ち、審美性に欠けるという問題がありました。その問題を解決してくれるのが目立たない部分入れ歯。

いくつか種類があり、すでに金属のバネがついた部分入れ歯を使っているのなら、金属のバネ部分を白いクラスプに交換する方法があります。歯の色に近い白いクラスプは金属に比べ目立たず、手軽な方法といえるでしょう。

スマートデンチャーといって、バネのない部分入れ歯もあります。バネの替わりに歯茎に色を似せた強化プラスチックなどを使用しています。部分入れ歯ですからもちろん取り外しが可能です。

目立たない部分入れ歯は審美義歯など呼び方が異なったり、歯科医院によって取り扱いがなかったりします。また、お口の状況からおすすめできない場合も考えられます。目立たない部分入れ歯をご希望の場合は、かかりつけの歯科医院にまずご相談ください。