毎日歯を磨くことが大事ということは、みなさんご存じだと思います。そして、幼少期からの家庭や学校での指導もあって、歯磨きをしないと気持ち悪いと感じるほど歯を磨くことは、私たちの生活に根付いています。
しかし、歯科医院で多くのお口の中をみてきた人によると、ちゃんと磨けている人はほとんどいないそうなのです。
これを知ると、歯磨きをしているのにむし歯になってしまう理由が分かるような気がします。
歯磨きは毎日の生活の一部で、ごく当たり前のことです。だからこそ、知らぬ間に磨き癖がついていたり、毎日やっているからと油断して雑にしてしまっていたりするのかもしれません。
そこで、今回ご紹介したいのは、歯にまつわる『記念日』です。調べてみると、こんなにも見つけることができました。
○お口全般にまつわる記念日
具体的な内容が思い浮かぶネーミングの記念日から、他との差異があまり分からない記念日までさまざまです。
その中で、最も知られていると思われるのが、11月8日の「いい歯の日」。平成5年、日本歯科医師協会が設定し、この日に合わせてベスト・スマイル・オブ・ザ・イヤーが選出されます。
その他、
・1月19日 いいくちの日
・4月18日 良い歯の日
・8月1日 「歯が命」の日
・8月24日 歯ブラシの日
といったものがありました。
○具体的な歯の記念日
歯全体に対する記念日ではなく、より具体性の高い歯の記念日はたくさんありました。記念されているものは、お口の部位だったり、症状だったり、疾病だったりしますが、具体的なのでイメージしやすいですね。
学校生活でよく知られているのが、6月4日。むし歯予防デーやむし歯の日として、聞いたことがある方も多いことでしょう。6月4日から始まる1週間は、歯の衛生週間となっており、歯磨き指導など歯にまつわるカリキュラムを組む学校もあるようです。
その他、
・3月1日 再石灰化の日
・3月4日 酸蝕歯の日
・4月2日 歯列矯正の日
・4月4日 歯周病予防デー
・4月29日 歯肉ケアの日
・7月25日 知覚過敏の日
・8月8日 歯並びの日
・8月21日 ホワイトティースデー
・10月8日 入れ歯の日
・11月25日 口腔がん検診の日
みなさんはいくつご存じでしたか?
ぜひ、記念日には普段より丁寧な歯磨きを心がけ、鏡でお口に異常がないかよく確かめてみてくださいね。普段のケアは歯ブラシだけという方には、歯間ブラシなどいつもと違ったグッズでお手入れしてみるのもおすすめです。
若干、月によって偏りがありますが、1年中、歯にまつわる記念日があります。記念日を意識して、口腔ケアをすることで、防げる歯科疾患もあるかもしれませんよ。
もちろん、お口で気になることがあったら、すぐに歯科医院に相談してみましょう。